1953年に公開されたアメリカの映画「ローマの休日」。
ローマの街をデートするシーンがあまりにも有名な、アン王女と新聞記者のジョーの身分の違いの恋愛を描く不朽の名作ですが「実話なのかな?」と気になった人も多いはず。
この記事では、
アン王女のモデルとなった人物はいる?
ローマの休日に元ネタはある?
こんな疑問点を調査してまとめました。
さっそく見ていきましょう。
ローマの休日は実話?
ローマの休日が実話なのか調査したところ、実話ではなくオリジナルの創作話ということがわかりました。
本作は創作話ではありますが、アン王女のモデルとなったのではないか?元ネタになったのではないか?と考察されている人物や作品がネット上にはあります。
その2つの考察を紹介します。
ローマの休日のアン王女のモデルは?
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アン王女のモデルとなったのではないか?とネット上で考察されている人物は、イギリス女王エリザベス2世の妹・マーガレット王女です。
マーガレット王女は、一般人である16歳年上のタウンゼント大佐との恋に落ちました。
1953年に二人の関係が公の場で暴露されましたが、その後1955年に破局しています。
身分の違いなどから二人の恋の成就を応援する者は周囲にいなかったそう…
この王女と一般人との身分違いの恋が「ローマの休日」に重なり、アン王女のモデルはマーガレット王女だったのではないか?と言われていますね。
しかし、ローマの休日は1953年の公開映画であり年代も近く勘違いされやすいですが、ローマの休日自体が1952年に撮影された映画であるため時系列的からしてマーガレット王女はアン王女のモデルではないことがわかります。
またこの説についてはローマの休日のプロデューサーであるパラマウント社・ライルズ氏がはっきりと否定しています。
とても似たような話ですが元ネタでもモデルでもないようですね。
それでは次に元ネタではないかと言われている映画を紹介します。
ローマの休日の元ネタは?
「或る夜の出来事」という1934年に製作された映画がローマの休日の元ネタとなっているのではないかと根強く考察されています。
下記が或る夜の出来事のあらすじの概要です。
大富豪の娘・エリーは父親に結婚を反対された事に怒り、家出。ニューヨーク行きのバスに乗り込んだ彼女は、偶然席が隣り合わせとなった新聞記者のピーターと旅を共にすることに。さまざまなトラブルに巻き込まれながら、やがてふたりは互いに心惹かれ始め…。
ニューヨークが舞台の映画ですが、まず富豪の令嬢と「新聞記者」との身分違いの設定が「ローマの休日」に似ています。
『或る夜の出来事』
絶賛家出中の金持ち令嬢と彼女の奔放な行動を記事にして一儲けしようとする失業中の新聞記者の旅。
1934年製作のモノクロ映画にも関わらず何処か新鮮さを漂わせる。友達以上恋人未満な二人の関係性が微笑ましく、二人の会話の一語一句に無駄がなく洗練された脚本にも魅力を感じる。 pic.twitter.com/ApcXwBFTBV— K (@tree123000) August 4, 2020
口コミにも
ローマの休日の元ネタというのも納得できます。
というような声が複数見られました。
たしかに多少なりとも影響を受けていそうな印象があります。
「ローマの休日」の元ネタとしても気になりますが、アカデミー賞主要5部門(作品、監督、主演男女優、脚本又は脚色)を総なめにしたコメディ映画で作品としても面白いので、観たことがない方は観てみてください!
とても古い映画ですが、U-NEXTの無料トライアルで観ることができますよ。
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まとめ
ローマの休日は実話なのか、またアン王女のモデルや元ネタについて調査してきました。
ローマの休日は実話ではなく創作話です。しかし元ネタについての考察が複数あります。
モデルとなった人物ではないかと考察されている「マーガレット王女」は、とてもアン王女に近いストーリーを持っていますが年代的に違うことがわかります。
元ネタとなった「或る夜の出来事」は話の設定も似ている部分があり、年代的にローマの休日のほうが後ですし多少のインスピレーションを受けているのでは?と考えられますね!
「或る夜の出来事」がローマの休日の元ネタと言えるかどうか、気になる人は実際に見て確かめてみてください!
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最後までお読みいただきありがとうございました。